明日のイタリア対ロシア

日本の初戦の相手であるロシアの実力を見るには格好の試合。ロシアは、RWC2019の欧州最終枠を巡っては、ルーマニア、スペインに次ぐ3位であった。しかし両国が代表資格のない選手を予選に出場させたため失格した結果、出場権を獲得した。

その意味で、欧州チャンピオンシップ(欧州6カ国対抗の下部リーグといってよい)の覇者ジョージアとはかなり差がある。実際ジョージアは、ルーマニアやスペインとの試合は僅差の勝利であったが、ロシアにはかなり差が付いている。対ロシア戦では、22対6(2019年3月17日)、29対9(2019年3月17日)と勝利している。

このジョージアが当面目標としているのがイタリアである。欧州6カ国対抗は、入替戦の制度がない。このイタリアに勝利を重ねることで、この枠組みを再編することを目指しているのだ。
2018年22月10日、フィレンツェでイタリアに挑む。しかし壁は厚く、リードしながらも最後に逆転されて17対28で敗れている。しかしその後にジョージアは、翌週にはサモアに、翌々週にはトンガに勝利している。

2018年11月にジャパンは、ジョージアが毎年そつなく勝利しているロシアに終始リードされ、終盤にようやく逆転(後半32分のリーチのトライ)という薄氷を踏む思いをした。ジャパンの立ち位置は、アイルランドやスコットランドに勝利する可能性を持つと同時に、サモアやロシアに不覚を取る可能性もある。昨秋のロシア戦の前に「日本には勝てない、と思わせる」との趣旨の言葉を述べた選手がいた。力が入る気持ちはわからないではない。が、テストマッチを前に、オールブラックスやイングランドといったチームのスタッフや選手には、こうした失礼な言をメディアに吐く者はいない。相手チームの優れた点や強い点を評価し、それに負けないように自分たちは全力尽くす、と語るのが常だ。

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